和ヴィソンってどんなところ？Vison多気散策で再認識した和の心。

酒、出汁、醬油、お酢、味噌、水。これらの食材に共通するキーワード...和食！

三重県多気町の大型商業施設「Vison多気」には、古き良き日本の和食を満喫できるエリア「和ヴィソン」があるのをご存知ですか？

食事が多様化し、和食に触れる機会は少なくなってきている現代社会。改めて和食文化を見て、学び、味わえる機会はとても貴重なものです。

本記事ではヴィソン多気の「和ヴィソン」エリアを散策してきた実体験を、レポートとしてまとめてみました。これからヴィソン多気に訪れようと思っている方はもちろん、和食文化に興味関心がある方などなど、ぜひ最後まで記事をチェックしていってくださいね。

みえ案内人

先に一言だけ...和ヴィソン攻略は1日にしてならず。

ヴィソン多気について、まずはおさらい。

ヴィソン多気を初めて訪れた人は、想像以上の広さに驚くはず。それもそのはず、敷地面積が約119ha（東京ドーム約24個分）で開発面積が54ha（東京ドーム約11.5個分）あります。

みえ案内人

そんな巨大な食・文化・アートとテクノロジーが集結する商業施設がVisonです！

ヴィソン多気の各エリアは

1. ホテルエリア
2. 本草エリア
3. サンセバスチャン通り
4. 木育エリア、和ヴィソン
5. マルシェ ヴィソン
6. スウィーツ ヴィレッジ
7. アトリエ ヴィソン
8. 農園エリア

に分かれています。2022年時点で新しい施設やサービスも増えていっているので、今後も目が離せません。

酒・出汁・醬油などなど、和の食材を再認識。和ヴィソンを散策してみよう。

和ヴィソンのマップ看板

そして、今回紹介するヴィソン多気内のエリア「和ヴィソン」とはどんなエリアなのでしょうか？

まず、和の食材ざっと思い浮かべてみてください。例えば、

1. 昆布
2. 味噌
3. 醬油
4. みりん
5. 出汁
6. 日本酒

などが浮かびますよね。

・・・・

みえ案内人

なんと和ヴィソンは、そんな思い浮かべた和の食材の工房や専門店が集結した食のエリアなんです！

食文化を学べるのはもちろん、学んで体験ができる蔵をコンセプトに展開されています。お鮨や天ぷら、うなぎなどの飲食店もあって、和の食材にワクワクしながら五感を満たされること間違いなしです。

それでは、和ヴィソンの実際に巡った一部店舗の様子をご紹介していきます。

Visonの酒蔵で「さめのたれ」をアテに、ちょい呑み 福和蔵

ロゴに「井」を感じる。

まず、訪れたのは和ヴィソン内にある日本酒蔵「福和蔵（ふくわぐら）」さん。

手掛けているのは、「あずきバー」や「肉まん・あんまん」で有名な三重県を代表する企業「井村屋」さんです。

1人1オーダー制 お試しセット（純米酒45mlor純米吟醸酒40ml＋おつまみ1種＋やわらぎ水）。おつまみは「さめのたれ」。

日本酒好きな友人が即注文したお試しセットは、純米酒 440円(税込)、純米吟醸酒495円(税込)とリーズナブル。おつまみは「伊勢志摩の珍味 さめのたれ」をはじめ、 「伊勢志摩産のおあさのりのつくだ煮」や「多気町 うおすけさんの⼩鮎の⽢露煮」など、数種類から選べます。また、45mlの「お試しセット」以外にも、「90mlのほろ酔いセット」や 「180mlの堪能セット」とラインナップが充実してます。

もちろん、店内でいただいた日本酒はその場で購入も可能です。また、日本酒の他にも気になる商品が店頭に並んでいますので要チェックです。

・・・あずき味噌！？

気になって購入。

がつんと系ではなく、上品かつとても滑らかな味わい。小豆の優しさを感じながら美味しくいただいてます。

酒まんじゅうを食べに、ちょっと菓子舗 井村屋さんに寄り道

日本酒造り参入によって、井村屋さんはとんでもない副産物を得てしまった。

せっかくなので井村屋さん満喫ツアー敢行で、福和蔵さんから徒歩2分のサンセバスチャン通りにある菓子舗 井村屋さんへ。

みえ案内人

酒と和菓子・・・酒と饅頭・・・酒まんじゅう！

そう、菓子舗 井村屋さんでは福和蔵さんで作られた純米吟醸酒の醪（もろみ）を練り込んだ酒まんじゅう、その名も「酒々まんじゅう 芳醸菓」。フルーティーな香りの生地に優しいこし餡が包まれていて、一口頬張ればたちまち幸せに。テイクアウトで1個から食べられます。

喫茶スペースもあるので、店内でゆっくり「あんころもち」や季節の和菓子を楽しむこともできますよ。

全国の味噌に出会える稀有な場所 和ヴィソンの蔵乃屋

和ヴィソンには、「味噌、醬油、みりん、お酢」とひときわ大きめの建物が連なる蔵通りがあります。

そのうちの一つ、和ヴィソンで味噌蔵を開いているのが東京豊洲市場に本店を置く味噌専門店 蔵乃屋（くらのや）さんです。

ようこそ、味噌のワンダーランドへ。

入った瞬間に...圧巻の店内ディスプレイ味噌の芳醇な香りが迎えてくれます。全国の郷土味噌汁看板も発見！

全国津々浦々で味噌を使った料理の定番といえば、やっぱり「味噌汁」でしょう。赤味噌・白味噌・合わせ味噌と言っても、全国を見渡せばそんな単純な味わいではありません。原材料や米麹の量、塩分濃度で味わいは無限大。日本各地の味噌を味噌汁にして飲み比べてみたい！欲が湧き上がってきます。

みえ案内人

言ってはみたものの...全国の味噌汁を飲み比べるなんてできるわけないよなぁ。・・・・できるんです！

※.サー◯ィーワンアイスじゃなくて、お味噌です。

なんと蔵乃屋さんでは20種類以上の日本各地の味噌が勢揃いしていて、100g単位で購入できる素敵システムなんです。

味噌汁で飲み比べるため、店員さんにお話を伺いながら「9.信州美麻天然醸造二年みそ」、「16.京都白みそ」、「22.九州米麦合わせみそ」の3種類を選択して自宅にお持ち帰りしました。

みえ案内人

できる...気になるご当地味噌で味噌汁の飲み比べができてしまうぞ！

番外編 自宅で気になるご当地味噌をあおさの味噌汁にして飲み比べをしてみた。

Before：画像左から「九州米麦合わせみそ」、「信州美麻天然醸造二年みそ」、「京都白みそ」

After：画像左から「九州米麦合わせみそ」、「信州美麻天然醸造二年みそ」、「京都白みそ」

さぁやってまいりました、第１回全国ご当地味噌で味噌汁飲み比べ会in自宅。味噌汁の具に選ばれたのは、三重県生産量No.1の味噌汁の定番食材「あおさのり」です。果たして、その味わいはいかに！？

1. アオサの九州米麦合わせみそ汁：初体験な味噌汁。ガツンとはしていなくても、しっかりとした味わい。
2. アオサの信州美麻天然醸造二年みそ汁：一番普段飲むものに近い、醸造二年の旨味爆発。
3. アオサの京都白みそ汁：上品、クリームシチューのような優しい味わい。

なるほど、なるほど。あおさのりには「信州美麻天然醸造二年みそ」が相性良しということがわかりました。ただし、個人の好みがあります。やっぱり小さな頃から飲み慣れている味噌の味わいを好む傾向はありますね。

それにしても、ご当地味噌の味噌汁食べ比べって想像以上に楽しい！

以上、第１回全国ご当地味噌で味噌汁飲み比べ会in自宅リポートをお送りしました。

蔵乃屋さんでは、味噌仕込み教室もできます。

熟成って良い響き。

気になる味噌体験。味噌...仕込みたい。

各専門店の店員さんに色々な和食材のお話を聞けるのは、和ヴィソン（ヴィソン）の魅力ひとつです。

さらに蔵乃屋さんでは、味噌の仕込み教室を開催しています。※.要予約です。

みえ案内人

今回は時間がなく断念しましたが、味噌仕込み教室は絶対に体験しにこねばと息巻いてます。

記事にまとめて気づいた衝撃事実..全然、和ヴィソンを制覇できてない！

みえ案内人

しまった...味噌に心奪われすぎて時間が...僕はまだまだ和ヴィソンのこと、わかってませんでした。

言い訳をさせてください。1度の訪問で和ヴィソンエリアを制覇するのは無謀。ヴィソン多気全体を制覇するなればもってのほかです。ヴィソン多気にリピートして訪れて和ヴィソンエリアを制覇していく、そんな欲張りすぎない和やかな心の持ちようが大切です。

さぁ、僕も和ヴィソン初級者として再出発します。これからもっと和ヴィソンを満喫して、本記事の内容も充実させていきます。こうご期待ください。

本記事を最後まで読んでいただけたあなたが、和ヴィソンで素敵な和の食材と出会えますように。・・・迷ったらまずは、お好みの味噌３種を買っときましょう。

Vison多気の施設情報

みえ案内人

連休などのお休みは混雑が予想されます。可能な方は平日を狙って訪れるのもオススメです。