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熊野市紀和町「布引の滝」へ。粉雪と絹の水に見とれた冬の滝旅

1月末、三重県熊野市紀和町の山あいにある「布引の滝」へ行ってきました。

結論から言うと――静かに、ずっと眺めていられる美しさ。ちょうど粉雪が舞うタイミングに当たり、白い空気と滝の絹のような流れが重なって、思わずシャッターを切る手が止まりませんでした。

ずっと気になっていた日本の滝百選「布引の滝」を目指して

何回か宿泊でお世話になっている瀞流荘 外観

出発地点は、熊野市紀和町の鉱山資料館入鹿温泉ホテル瀞流荘あたり。ここから滝の駐車場まで、体感で約24分ほどでした。

ただし、近い=楽勝ではなくて、最後の方は山の中の細い上り坂が続きます。いわゆる山奥の道で、場所によっては対向車とのすれ違いに気を使う区間もありました。

アクセス途中の道は「狭め+工事車両あり」。ゆっくり安全運転を心がけましょう

瀞流荘から向かうと湯ノ口温泉の前を通ります

訪問時は、ちょうど工事が入っていたのか、ダンプが往復している場面に何度か遭遇しました(体感で5〜6台くらい)。道幅が細いところもあるので、焦らず譲り合いながら進むのが安心です。

  • すれ違いポイントは点在している(ただし見落とさないよう注意)
  • 滝が近づくほど、落石っぽい石が転がっている場所もある
  • 車高が低い車や、きれいな車は特に慎重に




駐車場〜滝までのルート(最初はちょっと迷いやすい)

こちらが布引の滝の駐車場

駐車場はきちんと整備されていて、駐めやすい印象でした。ただし、初めて訪れると駐車場の先にが架かっていて「滝はこっちかな?」とそちらへ進んでしまいました。途中で「あれ、違うかも。」と引き返して正解でした。

橋は渡りません
鳥居もくぐりません

さらに、駐車場横に赤い鳥居がありまして、「これをくぐると滝なのでは!?」と思って上ってみたら、鳥居の先には地蔵と不動明王が祀られている場所でした。

ここも目的地ではなかったので、また戻ることに。

正解ルートは、来た道を少し戻ったところにある下り階段です。ここから滝へ降りていきます。

滝まで約10分。急勾配の階段は「歩ける装備」推奨

階段はそれなりに急勾配で、足元は小石や落石で滑りやすいところもありました。僕は歩ける靴で行って正解。登山装備ほどガチでなくてもいいですが、少なくともスニーカー以上が安心だと思います。

心遣いが温かかったのが、階段付近に杖代わりの木の棒が置いてあったこと。訪れる人への配慮を感じました。僕はカメラを持っていて両手を空けたかったので使いませんでしたが、荷物が少ない方は使うとかなり安心だと思います。

  • 手すりや杖を活用して、転倒しないペースで
  • 両手が塞がる荷物はできるだけ減らす
  • 冬は路面が濡れていると特に滑りやすい

途中から「もう綺麗」を確信。川の透明度と澄んだ緑に足が止まる

降りていく途中、滝の音や小鳥の声が聞こえてきて、空気が一段と澄んでいく感じがしました。そして何より、目を奪われたのが――川の水の色。緑がかった透明な水がたまっていて、つい何度も足を止めてカメラのシャッターを切りました。

冬は水量が落ち着く分、透明度がよりクリアになっているようにも感じます。

布引の滝の魅力:名前の通り「布を引いたような絹の流れ」

「布引の滝」という名前の由来は、今回は深掘りせずに行ったのですが、目の前に立つと納得します。滝の落ち方が、勢いで叩きつけるというより、布をすーっと引くように、なめらか。視覚からやわらかさが伝わってくるタイプの滝でした。

水量は「めちゃくちゃ多い!」という感じではありませんでしたが、しっかり流れている存在感のある滝でした。

日本の滝百選 布引の滝 説明看板

粉雪が舞った瞬間、息をのみ景色に魅入りました

この日のハイライトは、やっぱり粉雪が降ってきたこと。

雪がぱらつき始めた瞬間、滝の白さ、岩肌の濃さ、空気の薄いグレーが混ざって、息をのむ景色になりました。撮影もしつつ、しばらくはただぼーっと眺めていた時間がいちばん贅沢だったかもしれません。

注意点まとめ【行く前に知っておくと安心】

きらずの森として森林が保護されているエリア

最後に、これから行く方に向けて「ここは知っておくと安心」ポイントをまとめます。

1. 道・駐車の注意

  • 山道は狭い区間あり。対向車と工事車両に注意
  • 途中の路肩駐車は避けて、整備された駐車場へ(車両の出入りがあるため)

2. 足元・装備

  • 階段は急&滑りやすい箇所あり。歩ける靴推奨
  • 杖(木の棒)が置いてあるので、不安なら活用

3. 野生動物(クマ等)

現地の方に聞くと「頻繁に…という話はあまり聞かない」とのことでしたが、山奥なので可能性がゼロとは言い切れません。鈴など音の出るものや熊スプレーなどを準備しておくと安心だと思います。

4. 携帯電波がつながらない

僕は普段、Google マップのナビゲーションを頼っています。行きは電波がなくなっても問題なく到着できましたが、帰りはルートを設定できませんでした。途中、分かれ道もあるため、電波が入るところまでは慎重に来た道を戻ってください。

みえ案内人
みえ案内人

ちなみに携帯の使用キャリアはドコモ/ahamoです。

まとめ:冬の布引の滝は、静かに心を持っていかれる場所でした

引きで眺めても良し

熊野市紀和町の布引の滝は、アクセスは少し山道を通るものの、行って良かったと思える名瀑でした。絹のように落ちる滝の線、透明度の高い川、そして粉雪が舞った瞬間の静けさ。派手ではないのに、気づけばずっと見てしまう。そんな滝です。

今回は冬でしたが、季節が変われば水量や表情も変わるはず。次はもう少し水量のある時期や、紅葉の時期にも訪れてみたいと思いました。熊野の奥で、静かな自然に会いたい方は、ぜひ旅の候補に入れてみてください。

布引の滝 スポット情報

項目内容
スポット名布引の滝(ぬのびきのたき)
所在地三重県熊野市紀和町小川口
エリア熊野市・紀和町
滝の特徴岩肌をなめらかに流れ落ちる姿が、布を引いたように見えることから名付けられた滝
滝の規模落差 約53m
選定日本の滝百選
見どころ絹のように美しい滝の流れと、透明度の高い滝壺・清流
駐車場あり(無料)
アクセス(車)熊野市紀和町中心部から車で約20〜25分
滝までの所要時間駐車場から徒歩約10分
遊歩道あり(階段・山道のため歩きやすい靴推奨)
ベストシーズン新緑・紅葉・冬(水の透明度が高い)
注意点山道・階段があるため、滑りにくい靴での訪問がおすすめ
公式情報布引の滝(日本の滝百選)|熊野市

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