2019年3月24日午前9時
温かい陽気に誘われて、僕は伊勢市から熊野市へ車を走らせていました。
本日の目的地は「 Kinan Tour Design Center (紀南ツアーデザインセンター)」で、三重県の写真師「松原豊先生」が講師をつとめる「熊野まち歩き撮影講座」に参加してきます。
松原豊先生公式HP「写真師の日々」
-
「熊野まち歩き撮影講座」ご参加ありがとうございました! | 三重県の写真家・松原豊のオフィシャルサイト
年度末を迎えている3月24日、快晴のとても良い天気の中、三重県熊野市の Kinan Tour Design Center (紀南ツアーデザインセンター)で開催した熊野まち歩き撮影講座、無事に終えること ...
続きを見る
何回も訪れているはずの「熊野市」でも、ゆっくり町を散策するのは初めてです。
「きっと知らない魅力、おもしろいスポットを発見できるのだろうな」
と胸を弾ませていると、フロントガラスから眼前に広がる大海原が僕を迎え入れてくれました。
趣ある熊野の古民家 熊野観光スポット 紀南ツアーデザインセンター
目的地に着いて早々、目の前の建物に目を奪われていました。
建物の正体は「紀南ツアーデザインセンター」で、明治20年の古民家を手をあまり加えずに活用された施設です。
紀州(和歌山)や吉野(奈良)、東紀州(三重県)では林業がとても盛んで、熊野には明治を代表する林業家「奥川吉三郎」という有名な方がいました。
「紀南ツアーデザインセンター」は、実は元々「奥川吉三郎 私邸」だったそうです。4代目の奥川さんが熊野市に寄贈されて、今に引き継がれているんですね。
建物は外観もさることながら、内装や道具など見所が満載だったので「熊野まち歩き」前に紹介です。
かまどがあって、今も現役です。
本物!?と思うくらい精巧な鹿の剥製です。鹿には日常生活でもよく遭遇しますが、間近でまじまじとみるのは新鮮でした。
お庭からの出入り口です。
他にも「素敵な庭」や建物内で販売されている「市木木綿」などの商品と魅力が盛りだくさんです。熊野に訪れた際は「紀南ツアーデザインセンター」にぜひ立ち寄ってみてください。
-
インスタ投稿「温かな明かり、和の空間「紀南ツアーデザインセンター」
続きを見る
地域の暮らしを記録 まち歩き撮影「12のポイント」
写真講座では松原先生に「まち歩き」での撮影ポイントに関してお話いただきました。
以下、ポイントです。
- 面白いところを探す
- 人の気配を入れる
- たまには下も見てみる
- デザインではない
- 建物を垂直を合わせてみる
- 角度を変えて撮っておく
- ストロボで見せ方を変えてみる
- 色にこだわってみる
- 光がスポット的にあたると「強い印象」を与える
- 謎のものも撮ってみる
- 撮影したらモニターで確認する
- 余裕があれば写真のタイトルをつける
ポイントが多すぎる!
それもそのはず、何を隠そう自分がメモしていた内容を全て書き出してみました。
「ポイントを意識しながら、熊野のまちでシャッターをたくさん押してみる」
メモで復習しながら、手に持ったカメラを少し強く握りしめました。
補足「はまじのカメラのスペック」
カメラ:Canon EOS kissX7
レンズ:50mm単焦点、28-135mm望遠
カメラマンが熊野市のまちへ解き放たれた
結果を先に伝えると、「まち歩き撮影のポイント」を意識してシャッターを切り続け合計約120枚の写真を撮影しました。
途中でカメラのバッテリーが切れてしまうハプニングがあり、反省材料です。
ここから撮影の成果を紹介していきます。
熊野市の町中にて 人の気配を意識した写真
早速1枚目で見出しと少しずれる印象を与えてしまいますが、ふっと横をみたら見つめられていたのでパシャりと撮りました。
「ひと」と「猫」は生活感をすごく感じますよね。
たまたまイベントが開催されていて道路が歩行者天国になっていました。
僕が生まれた町「南伊勢町神前浦(かみさきうら)」にも近い印象を受けます。三重県は漁師町が多いですが、デジャビュを感じることが多いです。
「紀南ツアーデザインセンター」の庭先でお昼ご飯を食べた時に撮った写真です。飲んでいた「まもるチカラのSUPLI」をあえて被写体に入れたのがポイント。何だろう、シックになって好きな写真になりました。
熊野市の町中にて おもしろいところを探した写真
昼間なのに一つ、ポツンと明かりを灯している街灯が気になりました。
青い空に暖色の街灯という組み合わせは、ちょっと面白いです。
きっとここでは「友情」が育まれる、そんな出会いがあるんだろうな。
マスターはヒゲを生やしたダンディな人なのかなと想像を巡らせます。
東紀州にはところどころに「かっぱ伝説」の話を耳にします。
紀北町にもレストラン「かっぱ倶楽部」がありますし、三重県の「かっぱ伝説」を調べてみるのも面白そうです。
なんか好きです。
「紀南ツアーデザインセンター」を出て、すぐ近くにある「片岡シェーク店」の入り口。
参加したカメラマンの手始めの撮影スポット(語弊があります)に任命されていました。
元々はプラモデル屋だったそうです。
ラーメンが390円、エビバーガーが220円と破格の安さ。
つまり入り口の「ラーメンバーガー」で610円です!
-
OTONAMIEで紹介されていました。ご参考にどうぞ
"三重を日本で三番目に行ってみたいエリアにする" ほぼ知られていないが、 コレ、OTONAMIEが発足当初から
続きを見る
熊野市の町中にて 色にこだわってみた写真
「熊野本町郵便局」のコンパクトな建物と「赤いポスト」にグッと引き寄せられました。
黄色の看板って目立ちますよね。
数々のメーカーの誘惑に魚が今にも食いつきそうです。
魚を「ひと」に見立てると・・・・
自分の目が少し曇っていることを反省します。
こちらも黄色い看板でした。
「カラキケ」か「カラキチ」か、ネット検索してみたもののわかりませんでした。要宿題です。
「鏡に映った、くまのの街並み♪」
このフレーズで「ある曲」が再生されるのは、30代以上の年齢ではないでしょうか?
熊野まち歩き達成率5% 不完全燃焼で時間が過ぎていった
合計約2時間半を「熊野のまち」をテクテクと歩きまわりました。
歩いていると色んな発見があります。例えば・・・
- 天高くそびえ立つ煙突は銭湯かな
- 家の奥に神社が見えた、家の神?
- ガラス越しの猫、実は5匹以上いるらしい
- まち上空を飛び回るとんびは何を狙っている
- 屋根の瓦が頑丈そう、何か理由があるのかな
- 「友情」は一体どんな店なのだろう、想像は五木ひろしみたいな店主
- 「かっぱ」の店内はどんな感じなんだろう
- フグを捌いていた魚屋さん、捌かれたフグはどこへ行くのだろう
挙げたらキリがなくなってきます。
「熊野のまち」を深く知り伝えていくためには、まだまだ時間がかかりそうです。
「まち歩き」では自分の生まれた場所、過ごした場所、旅先で訪れた場所などを色んな考えが巡る素敵な時間を過ごせました。
近くの「まち」も少し離れた「まち」も、歩けば知らない魅力で溢れているんでしょうね。
三重県熊野市 紀南ツアーデザインセンターのご紹介
施設名 | 紀南ツアーデザインセンター |
住所 | 三重県熊野市木本町517−1 |
休業日 | 水曜日 |
営業時間 | 9:00〜16:00 |
電話番号 | 0597-85-2001 |
公式WEB | 紀南ツアーデザインセンター公式WEB |
公式SNS 最新情報はこちらから | 紀南ツアーデザインセンター公式Facebook 紀南ツアーデザインセンター公式Instagram |
駐車場 | あり 隣接2台/市営駐車場あり |
アクセス方法 | 鬼ヶ城センターから車で5分、JR熊野市駅下車徒歩10分 |
備考 |
番外編 熊野市の魅力満載 お昼に食べた「熊野古道弁当」
-
お昼ご飯「熊野古道弁当」が美味しかったです
続きを見る