三重県紀北町に流れる奇跡の清流 銚子川に出会ってから、気になって気になってしかたがなかったことがあります。
「銚子川って千葉県にあるの?」
関東で会った友人に「銚子川ってめっちゃ綺麗なんやよ。」と話したところ、衝撃的な返答に身が震えました。
調べてみると千葉県銚子市には大きな川が流れていました。
その川の名は「利根川」。
三重県の銚子川を愛する者として、勝手に少し親近感を覚えた千葉県の銚子の川「利根川」。
明くる日、気がつくと私は何かに背中を押されるように千葉県銚子市へ向けて車を走らせていた。
三重県紀北町の銚子川ってどんな川?
長距離運転上等でハンドルを握る手は、今か今かと汗ばんできます。
そもそも、事の発端である私が虜になっている三重県紀北町の銚子川はどんな川なのか?
一言でいうと「上流から下流全てにおいて、めちゃめちゃ綺麗な川」です。
吸い込まれそうな透明度の高い川の様子は、「銚子川ブルー」と呼ばれています。
透明度が高い理由としては、
- 水源地である大台ケ原から流れる水が花崗岩などの土壌で伏流を繰り返す地形
- 水源地から海までが僅か約17kmという長さ
- 微生物などの多様な生き物の存在
と様々な要因が重なっている。まさに自然が作り出した奇跡と呼んでも過言ではないでしょう。
三重県紀北町の銚子川には、夏を中心としながら春夏秋冬の四季折々で三重県内から多くの観光客が訪れています。
圧倒的な規模感 千葉県銚子市の川 利根川に驚愕する
・・・・ついに辿り着いてしまった。
銚子市は漠然と千葉県という認識で車を走らせていましたが、案外遠くにありました。
それもそのはず、千葉県銚子市の川 利根川を跨ぐ銚子橋を渡り切るとナビが優しく教えてくれました。
ナビ「茨城県に入りました。」
無駄にテンションを高めながら茨城県川から銚子の川 利根川を眺める。
車で銚子橋を走っていた時から薄々感じてはいましたが・・・銚子の川 利根川は雄大です。まさかこれほどまで雄大とは。
三重県紀北町の銚子川をまたぎ42号線が通っている銚子橋と比べるのが、おこがましいくらい千葉県と茨城県をつなぐ銚子橋は長くて大きい。
そして、ここで致命的なミスをしていたことに気が付きます。千葉県と茨城県を結ぶ橋の表記をよくよく見ると・・・「銚子大橋」。銚子橋に「大」がついていました。
圧倒的な規模感と「大」を見落としていた事実にショックを受け、遠くの対岸に見える風力発電の羽を数え始めてしまいました。
眠気を堪え車を走らせてきた時間を振り返りながら、コンビニで購入した珈琲を片手にたそがれます。すると、ピーンと頭に稲妻が走りました。
・・・・
三重県紀北町の「銚子川ブルー」と千葉県銚子市の「銚子の川ブルー」という新たな共通点?を見つけ、はっと我に返る。
さて、うかうかしていられない。日がまだ高いうちにせっかくなので千葉県銚子市観光に繰り出しましょう。
千葉県銚子市もとってもいいところ プチ観光
ここからは千葉県銚子市の川 利根川を訪れて満足した私が、限られた時間で奇跡的に巡り合ったおすすめ銚子観光スポットを2つ紹介していきます。
ぬれ煎餅焼き体験にまずい棒 銚子電鉄 ぬれ煎餅駅
千葉県銚子市といえば、「銚子電鉄」が有名です。
銚子電鉄の人気のお土産としては、
経営が「まずい」棒です。見たり聞いたりしたことがある人も多いかもしれませんね。
銚子電鉄は経営難で廃線の危機に貧し、資金がショートする寸前に全国からぬれ煎餅のインターネット注文が殺到したというエピソード「奇跡のぬれ煎餅」は感動的です。
そして私が立ち寄った「銚子電鉄 ぬれ煎餅駅」では、ぬれ煎餅を自分で網で焼いて、出来たてを食べられる体験ができました。
焼いて、タレを付けて焼いて・・・どんどん膨らんでいくぬれ煎餅に目を釘付けにしながら、トングを掴む手に全神経を集中させます。なにせ、気を抜くと焦げ焦げになってしまうんです。
ぬれ煎餅以外にも主に煎餅やあられのお土産コーナーが充実していて、試食もしまくれる楽しい場所。それが「銚子電鉄 ぬれ煎餅駅」です。
銚子電鉄ぬれ煎餅駅さんのご紹介
公式WEB:https://www.choshi-dentetsu.jp/detail/spot/25
住 所:千葉県銚子市小浜町1753
定 休 日 :年中無休
営業時間:10:00~18:00
電話番号:0479-26-3852
駐 車 場:あり
アクセスMAP
雄大な崖と美しサンセット 屏風ヶ浦遊歩道
日も傾きはじめ、タイムリミットが刻一刻と迫る中、全長10km野そびえ立つ崖が圧巻なことで知られる屏風ヶ浦(びょうぶがうら)に到着。
屏風ヶ浦は海の波によって削られたことで出来上がった崖で、はるか昔の地層が上下で異なっています。
上は「約300万年前〜90万年前」、下は「約10万年前」にできた地層だそうで、スケールが大きすぎて理解が追いつきません。
崖の存在感に唖然としていると、何やら岩肌が徐々に赤みがかってきていることに気が付きました。
後ろを振るくと・・・
何ということでしょう。ひらけた海岸の海の向こうで、オレンジ色の夕日が光り輝いていました。
映画のワンシーンのような光景に私だけでなく、屏風ヶ浦遊歩道に訪れていた誰もが息を飲みました。
千葉県の銚子の川 利根川を目指してたどり着き、最後の最後に訪れた屏風ヶ浦 遊歩道の海岸にて夕日を拝む。激動の1日にふさわしい、最高のフィナーレとなりました。
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みどころの紹介 - 銚子ジオパーク
銚子ジオパーク
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結論:三重県も千葉県も、銚子川も銚子の川もいいところ♪
人間、いついかなる時に「ご縁」ができるかわらかないものです。まさか、三重県紀北町の銚子川をきっかけにして、千葉県銚子市に流れる川「利根川」に辿りつくことになるなんて・・・きっと私のような迷い人も多いはず。・・・・多いはず!
いやぁ、でも千葉県銚子市はとってもいいところでした。弾丸だったのでごく一部しか観光できませんでしたが、終始楽しかったです。今度はゆっくりと観光に行きたいですね。
最後に本記事をラブコールで締めくくりますね。