ひと口頬張ると、もっちりと伸びる柔らかなお餅に、口いっぱいに広がるよもぎの香り。
三重県いなべ市にある「手づくり菓舗 えぼし」の草餅は、地元で育てたもち米と、主に地元産のよもぎを使って作られる、昔ながらの和菓子です。
以前から気になって仕方がなかった、いなべ市の草餅をようやく手に入れました!実際に味わってみると、その柔らかさにびっくり。つきたてのお餅を食べているような食感が、特に印象に残りました。
今回は、えぼしの草餅を実食した感想とともに、素材や製法へのこだわり、お土産としての魅力、購入したお店をご紹介します。
いなべ市の名物!手づくり菓舗 えぼしの草餅

「手づくり菓舗 えぼし」があるのは、鈴鹿山脈北部の烏帽子岳の麓、三重県いなべ市藤原町古田です。地域で昔から親しまれてきた草餅を、自家栽培のもち米と、主に地元で採れたよもぎを使って手作りしています。
えぼしの草餅の大きな特徴は、米粉を練って作るのではなく、もち米を蒸してつき上げる昔ながらの製法です。
お餅らしい粘りと伸びのよさ、そしてよもぎの風味を楽しめる、素朴な和菓子です。製造・販売を手がける「有限会社 藤原ファーム」は、地元で米づくりにも取り組み、もち米の生産から草餅の加工まで一貫して行っています。
えぼしの草餅を実食!柔らかさとよもぎの香りに驚き

最初のひと口で驚いたのは、何よりもお餅の柔らかさでした。とにかく柔らかい!それでいて、しっかりとした粘りと弾力があるんです。
歯を入れるとプツンと切れるのではなく、もっちりと伸びるような食感。まるで、つきたてのお餅をそのまま食べているようでした。口当たりの柔らかさだけではなく、お餅らしいコシも楽しめるのが印象的です。
もち米を蒸してつき上げたお餅ならではの、伸びとコシが魅力です。

食感に驚いたあと、続いて印象に残ったのが、よもぎの香りです。噛むほどに、よもぎならではの爽やかな香りが口いっぱいに広がります。
えぼしの草餅には、主に地元いなべで採れたよもぎが使われているそうです。なお、公式情報によると、一部には青森県産のよもぎも使用されています。
もち米の風味とよもぎの香りが重なり、草餅ならではの素朴なおいしさが感じられます。
あんは粒あんで、北海道産の小豆を使った自家製です。
公式通販によると、粒あんは小豆と砂糖を使い、お店の工房で毎日丁寧に炊き上げています。コクがありながらも、後味はさっぱりとした甘さが特徴とのこと。よもぎの香り、もち米の風味、粒あんの甘さという組み合わせも、えぼしの草餅の魅力です。
もち米とよもぎを生かしたお餅に、自家製の粒あん。シンプルな和菓子だからこそ、一つひとつの素材へのこだわりが伝わってきます。
自家栽培のもち米と地元のよもぎ。草餅へのこだわり

えぼしの草餅のおいしさを支えているのが、地元の自然環境を生かした米づくりです。
藤原町古田地区は、鈴鹿山脈の麓、標高約220mに位置する地域。昼夜の寒暖差があり、山からの良質な水にも恵まれています。藤原ファームでは、この土地で育てたもち米を使い、昔ながらの草餅を作り続けています。
もち米を蒸してつき上げることで生まれる、伸びのよさとしっかりとしたコシ。そして、主に地元産のよもぎを使った香り豊かな味わい。こうした素材と製法へのこだわりを知ると、実際に食べたときの柔らかな食感にも納得です。
さらに、えぼしの草餅には、地域の農業を守りたいという思いも込められています。
藤原町古田地区では、地域の農地を守るために住民が協力し、1996年に藤原ファームが設立されました。2000年には、地域の農産物を加工・販売する直売店「えぼし」が誕生。草餅づくりも、地域で育てた農産物に新たな価値を生み出す取り組みのひとつです。
おいしい和菓子というだけでなく、地域の農業や暮らしとつながっていることも、えぼしの草餅ならではの魅力です。
えぼしの草餅はいなべ市のお土産におすすめ!

えぼしの草餅は、いなべ市を訪れた際のお土産にもおすすめです。
地元で育てたもち米と、主に地元産のよもぎを生かした草餅は、地域ならではの味を楽しみたい方にぴったり。もちもちとしたお餅が好きな方や、よもぎの香りを楽しみたい方にも、ぜひ味わっていただきたい一品です。
ただし、生菓子なので、持ち帰る際には保存方法や消費期限にご注意ください。今回、私は購入した翌日に草餅をいただきましたが、驚くことに翌日も柔らかな食感を楽しむことができました。
とはいえ、季節や保存状態によって品質は変わります。実際に購入する際は、商品に記載された期限と保存方法を確認してください。
お取り寄せも可能!冷凍の草餅は贈り物にも

遠方で店舗まで足を運ぶのが難しい方には、藤原ファームの公式オンラインショップもあります。
公式通販では、つきたての草餅を急速冷凍して販売しています。自然解凍で食べられるため、自宅でも草餅を楽しめます。また、オーブントースターやフライパンで軽く焼いて食べる方法も紹介されています。焼くことで生まれる、ひと味違った食感も気になりますね。
公式通販には、4個入りの簡易箱や10個入りの化粧箱があり、自宅用だけでなく贈答用にも選びやすい商品ラインナップになっています。
公式オンラインショップ:有限会社 藤原ファーム 公式通販
※通販商品は冷凍配送です。店頭販売品とは保存条件などが異なる場合があります。価格・送料・在庫状況は購入時にご確認ください。
えぼしの草餅はどこで買える?販売場所をご紹介

えぼしの草餅を直接購入できるのは、三重県いなべ市藤原町古田にある「手づくり菓舗 えぼし」です。
お店では草餅のほかにも、しそ衣などの手作り和菓子や、地域で育てられたお米、農産物などが販売されています。

今回訪れた際には、草餅と、しその葉に包まれた和菓子を購入。お店の方に尋ねると、座って食べられる場所があり、お茶も出していただきました。
スタッフの方や気さくな店主との会話も楽しく、草餅をきっかけに地域の農業について知ることができたのも印象に残りました。訪問した10月は新米の季節だったため、草餅だけでなく地元のお米も購入しました。
お店の近くには、梅の名所として知られる「いなべ市農業公園 梅林公園」もあります。周辺を観光する際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
まとめ|いなべの自然が育んだ、また食べたくなる草餅

以前から気になっていた「手づくり菓舗 えぼし」の草餅。実際に味わってみると、地域の素材と作り手の思いが感じられる、印象深い草餅でした。
何よりも驚いたのが、つきたてのような柔らかさ。もっちりと伸びるお餅の食感に、噛むほどに広がるよもぎの香りがたまりません。自家栽培のもち米と、主に地元産のよもぎを生かして作られる草餅。その背景には、地域の農地を守り、農業を続けていこうとする人たちの思いもありました。
いなべ市を訪れる際には、ぜひ手づくり菓舗 えぼしの草餅を味わってみてください。もち米とよもぎのおいしさが詰まった、いなべ市ならではのお土産としてもおすすめです。
えぼしの草餅|商品情報・価格・購入方法
手づくり菓舗 えぼしの草餅について、公式オンラインショップに掲載されている商品情報をまとめました。
| 商品名(通販品) | 杵つき 草もち |
|---|---|
| 製造・販売 | 有限会社 藤原ファーム |
| 商品分類 | 和生菓子(草餅) |
| 主な特徴 | 自家栽培のもち米を蒸してつき上げたお餅と、主に地元産のよもぎ、北海道産小豆を使った自家製粒あん |
| 原材料(通販品) | 餅米(国産)、砂糖、小豆、よもぎ、トレハロース |
| 内容量(通販品) | 4個入り・10個入り(1個50g) |
| 4個入り参考価格 | 799円(税込・簡易箱) |
| 10個入り参考価格 | 2,160円(税込・化粧箱) |
| 保存方法(通販品) | 冷凍庫で保存 |
| 食べ方(通販品) | 自然解凍。好みに応じて軽く焼く食べ方も紹介されています。 |
| 店頭購入 | 手づくり菓舗 えぼし |
| 通販 | 藤原ファーム公式通販・草もち商品一覧 |
※商品情報・参考価格は公式通販の掲載内容に基づきます(2026年11月6日確認)。店頭販売価格とは異なる場合があります。通販商品の価格・送料・在庫状況、消費期限などは購入時にご確認ください。
手づくり菓舗 えぼしの店舗情報・アクセス

手づくり菓舗 えぼしの店舗情報をまとめました。訪問前には公式サイトなどで最新の営業情報をご確認ください。
| 店舗名 | 手づくり菓舗 えぼし |
|---|---|
| 運営 | 有限会社 藤原ファーム |
| 所在地 | 〒511-0521 三重県いなべ市藤原町古田1152 |
| 電話番号 | 0594-46-2144 |
| 営業時間 | 9:00〜17:00 |
| 定休日 | 水曜日 |
| 駐車場 | あり(30台) |
| 主な取扱商品 | 草餅、しそ衣、切り餅、おかき、お米、地域の農産物など |
| 公式サイト | 藤原ファーム公式サイト |
| 手づくり菓舗 えぼし Instagram | |
| Googleマップ | Googleマップで場所を確認 |
※営業時間・定休日・駐車場などは三重県「三重の里 いなか旅のススメ」の掲載情報を参考にしています。変更される場合があるため、訪問前に最新情報をご確認ください。
※訪問日:2026年10月5日。記事中の実食感想、店内の様子、お店の方との交流は訪問時点の情報です。
参考資料:三重県「三重の里 いなか旅のススメ」/有限会社藤原ファーム公式ショップ/藤原ファーム 草もち商品情報/三重県 桑員地域の6次産業化・農産加工取組