三重県鳥羽市の春を知らせる海藻 けのりで料理を色々作ってみた。

伊勢志摩の海は、僕たちの生活に欠かせない美味しい食材の宝庫。

伊勢志摩に暮らしていると、自宅には常に海の食材が溢れています。伊勢志摩では海藻も豊富で、あおさのりにわかめ、ひじきにアカモクなどなど。

そんな有名どころの海藻を差し置いて、今回ご紹介させていただきたい海藻が「けのり」です。

みえ案内人

毛のり？と頭で勝手に字面が変換された方は、あながち間違っていません。

実際に調理して食べてみると、伊勢志摩を代表するアオサノリと同じく、何にでも使える万能海藻でした。今回はそんな万能海藻「けのり」を作った料理レシピを中心に、けのりの美味しさをご紹介していきます。

まずは今回の主役 けのりをご紹介

「けのり（カヤモノリ）」は、全国で幅広く生息する海藻。市場に出回ることなく産地で消費されるため、知らない人も多いです。

みえ案内人

「けのり」という呼び方は、カヤモノリの中でも若くて柔らかいものを板状にして、天日干したものを差すようです。

参考URL：ぼうずコンニャクの市場 魚貝類図鑑「カヤモノリ」

料理に使った商品「安楽島産けのり」の紹介

ー「安楽島の森本さんところのけのりは、とっても綺麗でね。ご飯にパラパラってしてね、醤油をかけて食べると美味しいんさ。」

普段から親しくさせていただいている鳥羽住民から、けのりが気になったきっかけとなる会話です。

みえ案内人

気になる、けのり..気になる。となってしまったのは必然です。

パッケージの記載内容参照

販売価格(目安)： すいません、忘れました...

※.賞味期限等や販売価格は、あくまで参考の目安としてください。

美味しくけのり料理を食べるための前準備..まずは炙れ！

ー「けのりはな、炙らなあかん。」

と言われても伊勢志摩の海育ちの方以外は、ピンとこないかもしれません。

みえ案内人

僕もけのりを初めて食べようとした時、そのまま汁物に突っ込んで「おいしいなぁ」と食べていました。

けのりを手に入れた、まず炙る！ということを必ず覚えておきましょう。

けのりの炙り方は簡単です。

フライパンやホットプレート、冬場ならストーブなどを用意して、けのりをこまめにひっくり返して加熱箇所で炙るのみ。

すぐにパリパリになってきます。指でつまんで確認しましょう。やけどには注意してください。

手のひらでこすり合わせて細かくすれば、香り豊かな「パリパリ炙りけのり」の完成！

炙り終えたけのりは、タッパーに入れて保管。必要に応じて、乾燥剤を入れたり冷蔵庫に入れたりして湿気防止策を講じましょう。

みえ案内人

さぁ、準備は整いました。お待ちかね、けのりを美味しくいただきましょう。

美味しくて簡単 けのり料理レシピ

炙ったけのりは、汁物や温かなご飯、パスタや揚げ物などに何にでもパッとかけられます。三重県生産量No.1の「あおさのり（ヒトエグサ）」と使い方は同じと捉えて良いでしょう。

みえ案内人

アオサノリよりも、さらに細かくパラパラなので汁物や醤油などの調味料の絡み方は「けのり」が一枚上手です。

けのり料理① けのりご飯

「けのり」を炙り終えたら、まず最初に試したいのは湯気立ち上げるアツアツのご飯にまぶして、醤油をかけていただく王道の食べ方です。ご飯粒と醤油、けのりの一体となりとっても美味しいです。

けのり料理② けのりと山芋の出汁茶漬け

ご飯とけのりの組み合わせで、鳥羽の地元民に教えていただいた食べ方が「ご飯✕山芋✕けのりのだし茶漬け」です。けのりの香りに、山芋のトロトロ感が食欲をかけたて、スルスルスルっと食べてしまいます。

みえ案内人

気づいたら器は空っぽに..もう一杯食べたいけれど、お腹の満足感も得られます。

けのり料理③ けのり味噌汁

けのりの合言葉は、迷ったら汁物にいれておけ！

あおさのりの合言葉でもあります。天日干しで乾燥させて、さらに炙って仕上がっているけのりは、いうなれば１５ラウンドを戦ったボクサーです。水分を欲しているので、汁物にかけてあげるとプファーとみずみずしさが復活。味噌汁やラーメン、お吸い物におでんなど、何でもふりかけてみてください。

けのり料理④ けのり豆腐

絶対に合うだろうとビビッときて、アツアツの湯豆腐にけのりをふりかけ醤油を垂らしてみました。結果は・・・正解！美味しいに決まってました。

けのり料理⑤ けのり伊勢うどん

伊勢志摩の海藻に相性抜群な郷土食といえば、柔らかなフワフワな麺に出汁の効いた真っ黒なたまり醤油タレの「伊勢うどん」です。けのりとの相性ももちろん抜群。伊勢うどん✕海藻の組み合わせの中でマッチング感は、ナンバーワンかもしれません。ぜひ、試していただきたい食べ方です。

結論：けのりはアツアツ料理に抜群に合う万能海藻

「けのり」についてや美味しい食べ方をご一読いただき、いかがでしたか？

春らしい海藻で日本の四季を感じられるのは、海の幸豊かな伊勢志摩ならではかもしれません。

あなたにとって気にある海藻No.1に「けのり」がランクインしてしまっていたら、どうか春頃までお待ちください。

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